産業技術総合研究所「デジタルヒューマン工学研究センター」は,2015年4月「人間情報研究部門 デジタルヒューマン研究グループ (DHRG)」として再出発しました. DHRGとして2回目の開催となる第16回デジタルヒューマン・ワークショップ&オープンハウスでは「デジタルヒューマンを組み込もう!」をテーマにミニ講演会,体験型ワークショップ,そしてオープンハウスを行います. 実験室で得られた質の高いデータに基づくデジタルヒューマンモデル・データベースを製品や環境に組み込むことで,生活現場での心理・感覚・行動の計測を実現し,適切な介入を行うことで生活をエンハンスする,という我々の目標をワークショップのテーマに掲げました.

ミニ講演会と体験型ワークショップでは,デジタルヒューマンモデル・データベースの概要を紹介するとともに,これらとIoTセンサをつなげることで現場での運動計測を実現した事例を紹介します. また,オープンハウスでは,研究者と個別にディスカッションすることで,デジタルヒューマンの最前線をより深く理解していただくことができます. ユーザの心理・感覚・行動を情報として取り扱うための計測技術,そしてそれらを変容させるための介入技術は,情報と生活のインタフェースとなるデジタルヒューマンの要です. ワークショップを通じてこれらの技術を実際に体験していただき,デジタルヒューマンとその応用について議論できることを楽しみにしています.

デジタルヒューマン研究グループ 研究グループ長・多田充徳

開催概要

テーマ: デジタルヒューマンを組み込もう!— 現場を実験室化する組み込み型デジタルヒューマン —
日時: 2017年3月7日(火) 13:00~18:00
   第1部: 13:00~ 受付開始,13:30~ ミニ講演会/体験型ワークショップ(定員制)
   第2部: 15:30~ 受付開始,15:45~ オープンハウス |

| 場所: | 産業技術総合研究所 臨海副都心センター 本館3階・4階  | | 参加費: | 無料 | | 主催: | 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 人間情報研究部門 デジタルヒューマン研究グループ(DHRG) |

プログラム

講演会とワークショップは並行して開催しますので,両方にご参加いただくことはできません.

13:00~ 第1部 受付開始
講演会 ワークショップ
13:30~ 開会挨拶 ワークショップ
講演1 「現場を実験室化する組み込み型デジタルヒューマン」
多田 充徳(デジタルヒューマン研究グループ長) ワークショップ
講演2 「Wrap & Sense:現場での持ち方計測システム」
宮田 なつき(デジタルヒューマン研究グループ 主任研究員) ワークショップ
講演3 「実験室での計測と,現場での計測: AIST身体運動データベース,その活用と今後」
小林 吉之(デジタルヒューマン研究グループ 主任研究員) ワークショップ
講演4 「日常生活中の歩行機能評価とIoT技術を用いた応用展開」
中嶋 香奈子(デジタルヒューマン研究グループ 研究員) ワークショップ
15:30~15:45 Break / 第2部 受付開始
第1部にご参加の方はそのままオープンハウスにもご参加いただけます
15:45~18:00 オープンハウス

体験型ワークショップの概要

WS1: 体験: 人体の寸法や形状を測る・比べる

WS1.png

対象者: 人体寸法を測る必要がある方.測ってみたい方.計測用着衣になったり測られたりすることに抵抗のない方
募集人数: 10名(男女問わず)
所要時間: 2時間
用意するもの: 特になし.着替えやすい服装(更衣室あります).女性はぬぎやすい靴下で

内容

人体の寸法や形状には大きな個人差があり,工業製品の設計や,日常的には衣服のサイズ選びなどに利用されています. 人体寸法・形状の計測法や品質管理の方法は,国際的に標準化されています. 標準化された方法を使い,実際に人体寸法を測ったり測られたり,自分が個人差の範囲の中のどのへんにいるのかを調べたり,という体験ができます. 専用の道具を使った手計測と,全身および足部の3D形状スキャナでの計測を予定しています.

特記事項

計測用着衣はスポーツ用のタンクトップとひざ上丈スパッツです. 計測点の位置は化粧用アイライナーでマークをつけ,終了時にすべて拭いて落とします. 男性は男性同士,女性は女性同士で測り合います. 全身の3D形状計測は時間の都合上1名のみとなります. 希望される方はワークショップへの申込み完了を確認した後,以下のメールアドレスに<全身形状計測希望>の旨をご連絡下さい. [email protected] 複数名のご希望を頂いた場合は,抽選で決定いたします. こちらは専用の着衣(下着に近い形)に着替えて頂きますので,ご了承いただきますようお願いいたします.

WS2: MoCapデータの計測体験

産総研DHRGで行っているVICONを用いたヒト身体運動解析のお作法(やっていいこと,わるいこと)を紹介します.

WS2.png

対象: 三次元動作解析の初見者
募集人数: 20名
所要時間: 2時間
用意するもの: 特になし

内容